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子供の矯正
私の医院では、基本的に6歳前後から小学校高学年の子供にしか矯正は行っておりません。

大人は1,2本の部分矯正や、簡単な装置でできる場合のみで、本格的な“はりがね矯正”は矯正専門医にご紹介いたします。

その理由は、

1)6歳前後から小学校高学年という時期は乳歯から永久歯に生え変わる時期で、比較的容易に歯も動き患者さんの痛みや装置による負担が少ない。

2)基本的に可撤式(取り外しの出来るもの)を用いるので、必要に応じて、はずすことが出来る。(つまり患者さんにやさしい装置である)

3)俗に言う“はりがね矯正”は高度な技術が必要でなおかつ苦痛を伴うため、診療の片手間では出来ず専門医に任せたほうがよい。

4)中学から高校にかけては、子供自体も精神的に不安定になりやすく、この時期に矯正装置を入れるのは避けたほうがよいと思われる。

当医院で用いる矯正装置について

以前は主にリンガルアーチと呼ばれる奥歯に固定して裏から動かす装置(図1~6)を用いてきましたが、最近の子供のあごの小ささは際立っており、あごを拡げることが不可欠で、この装置では限界がありました。
そこで最近は拡大床と呼ばれる可撤式(取り外し式)の装置(図7)で、あごを拡げながら装置を修正して歯を並べていきます。そうすることで作り変えがない為、費用も手ごろになりました。
調整は簡単ですので家庭で出来、食事のときははずせて子供にとっても楽な装置です。ただ欠点はなくすことでそれだけ注意してもらえれば子供は簡単に受け入れてくれます。

 
  リンガルアーチ   リンガルアーチ  
図1
リンガルアーチ
  図5
リンガルアーチ
症例-2
<術前>
2」だけ外へ出して並べることを望まれた場合
(5⊥5は抜歯となる)
リンガルアーチ   リンガルアーチ
図2
リンガルアーチ
歯からはずしたところ
  図6
リンガルアーチ
症例-2 <術後>
リンガルアーチ   リンガルアーチ
図3
リンガルアーチ
症例-1
<術前>
例えば、スペース的に不足がなくて前歯のみねじれている
場合
  図7
”拡大床”
リンガルアーチ
基本的に子供の歯を並べる場合、奥の6歳臼歯を正しい位置において、前歯6本を並べれば終わりですので、後は生え変わるまで様子を見て必要があれば修正して入れるだけです。
基本的にはうえのあごにだけ入れますが、必要があれば下のあごにも入れます。
図4
リンガルアーチ
症例-1 <術後>